【起業に成功する人・失敗する人】第12回:コンサルタントは使うべき?

新しい働き方ブログ
2017年05月16日

起業したばかりの時、または起業前から「コンサルタントを使った方がいいかどうか」を迷っている人は少なくありません。初めて起業する人からすると、未知のことが多すぎるため、経営のプロであるコンサルタントに協力を求めたくなるもの。


実際のところ、起業時からコンサルタントを雇ったほうがいいのでしょうか?結論から言いましょう。1〜2年ほどまではコンサルタントは使わない方がいい場合が多いです。なぜコンサルタントを使わないほうがいいのか、その理由について詳しく解説していきましょう。


コンサルタントは万能ではない

新米起業家の多くが「コンサルタントに頼めば、全てがうまくいくはず」と漠然としたイメージを持ってしまっていますが、これは経営コンサルタント側としても迷惑なイメージでしかありません。


コンサルタントの仕事は「当事者では気づけない改善点を見つけ、解決案を提案すること」です。大抵のコンサルタントは一定の利益をすでに出していて、さらなる成長を遂げようとしている企業が対象のため、起業したばかりのタイミングには不向きなのです。そもそも、起業時は改善するべき点がありすぎるため、コンサルタントに指摘されるまでもなく自分で気づけることもあるはず。要は「やるかやらないか」であることも多く、それは当の本人が一番わかっているはずです。また、自分では何も考えずに「コンサルタントに頼めばなんとかなる」という気持ちが、失敗の原因になってしまうことも少なくありません。


本来の「起業の動機」を満たせない

コンサルタントの中には、少数ではありますが「起業時専門」として看板を掲げている方もいます。スタートアップから軌道にのるまでを、一から十まで指南してもらえるので、起業家にとってはありがたい存在です。これから何をすれば、会社は成長するのかを教えてもらえるので、失敗する確率をかなり低くすることができるでしょう。


こうした専門のコンサルタントに限った話ではありませんが、起業時におんぶに抱っこの状態になってしまうと、全てにおいてコンサルタントの言う通りにしなければならなくなってしまう可能性もあります。


あなたが「起業したい!」と思った、元々の動機は何ですか?「勤めている会社に不満があるから」「自由にやりたいから」という「自分が舵取りをしたい」という気持ちではなかったでしょうか。一念発起して起業したのに会社員時代と同じことをしている、と公開することのないよう、コンサルタントとの付き合いには、一線を引いたり、気を引き締めておくべきです。


「100%の正解」を提示できない

仮にコンサルタントに依頼したとしても、絶対に成功するかといえばそうではありません。過去の事例と比較して「こうすれば失敗するリスクが少なくなる」という方法を提案してくれますが、あくまで過去の統計からの「予想」なので「絶対的な正解」ではありません。


今しか通用しない、あなたの業界しか適用されない、などの様々な要素があるため、言う通りにしたところで絶対に上手くいくとは限らないのです。自分で考えて実行し、それで失敗したことであれば納得もできるでしょうが、他人の指示に従った挙句では、悔やんでもくやみきれませんよね。


大きなコストがかかる

最大の理由が「コンサルタントに支払う報酬負担が大きすぎる」ことです。起業時は売上がなかなか上がらず、給料や事務所の維持費を支払っていくことだけで精一杯なはずです。そんな状況でコンサルタント費用まで払うとなると、すぐに火の車になってしまいます。


なお、コンサルタント費用は月々の固定払いになることが多く、最低でも2~5万円かかるようです。起業時を乗り切るために最も必要なことは「耐え凌ぐこと」です。そのためには、余計な出費を減らすことが最も重要。先述したようにコンサルタントは、起業時の状況を劇的かつ確実に変えてくれる存在でもありません。不確実性の高いことにコストを使うよりも、別の費用に充てるべきでしょう。


自分のメンタル・知識が育たない

起業の醍醐味の一つとして挙げられるのが「自身の成長」です。すべての責任や決断を自分で行うからこそ、今までになかった知識をつけることができたり、メンタル面が強くなるのです。


ここでもし、コンサルタントにすべて任せてしまうと、知識をつけることもなく、判断することもなくなるので、会社員時代と何も変わらなくなってしまい、大きな成長は見込めないでしょう。


記事制作/イソダ カツヤ


ビジネスノマドジャーナル編集部
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