【ビジネス用語】パレートの法則、ランチェスター、プロコン・・・意外と知らない経営会議で飛び交うビジネスワード

用語解説
2016年07月11日

「パレートの法則」や「ランチェスター戦略」など経営会議での頻出ワード。

今更聞けないし、調べても説明が分かり難くイマイチ理解が進まない。

そんな経営会議で使われがちなビジネス用語を身近な例でご紹介。

デートの思い出は「パレートの法則」を意識、バーゲンセールはランチェスター戦略で攻略など、ビジネス用語をもっと身近に感じてみましょう。


パレートの法則(80:20の法則)

社会で起きている様々な現象において、少数の要素によって大勢が影響されている傾向がある、ということを言い当てた法則です。「20%の働きアリが、80%のえさを運んでいる」など、「80:20」という割合が取り上げられることが多いです。もっとも、この具体的な数値は一種の比喩であり、常に厳密に当てはまるわけではありません。


《身近な「パレートの法則」の例》

様々なことにパレートの法則は当てはまりますが、以下に例を挙げてみます。

  • 機械の故障のうち、8割は、全体の2割の部品に原因が集中している。

  • デートでの行き先や会話のうち、上位2割だけで、8割の思い出が構成されている。
  • 服飾や本、DVDなど、コレクションして買い集めたものの2割が、それら全体の8割の楽しみを提供している。
  • 得意なものの腕前を延ばすよりも、苦手なもののコツをつかんで克服するほうが、同じ努力を投入したとき、家事や育児全体が効率よく改善されていく。2割の努力で、全体の8割がより良くなる。

 

ランチェスター戦略

第一次世界大戦の当時、まだ発明されたばかりの飛行機を使った空中戦と、従来型の地上戦を分析したフレデリック・ランチェスターは、「武器の性能が同じならば、兵力の数が多い方が必ず勝つ」と説きました。

兵力の少ない側は、兵力の多い相手を手広く攻撃しようとせず、局地的な戦いを挑んで「少数VS少数」の構図に持ち込んだほうが、まだ勝ち目があるとされています(弱者の戦略)。


《身近な「ランチェスター戦略」の例》

例としてバーゲンセールを想像してみてください。「50%OFF」など、大幅割引を知らせる赤札が並んだ店の前で、大勢の顧客がオープンの瞬間を待っています。あなたの横には、バーゲン慣れしている屈強なご婦人が、チームを組んで待機しているとしましょう。

おそらく、セールに漫然と臨み、手当たり次第に商品を掴もうとしても勝ち目は薄いと考えられます。では、バーゲン戦での「勝利」の可能性を引き上げるため、どのような戦略を採るべきでしょうか。ランチェスター戦略では以下3つを推薦しています。


一点集中

明らかに人気のある品物を、あえて選択肢から外し、そこそこの注目度だが個人的に気に入っている商品に、あらかじめ目星を付けておきます。オープンの号令がかかったら、迷わずその商品に飛びつきましょう。


一騎打ち

もし、同じ商品をめぐってライバルと争うことになったとしても、せめて「1対1」を維持しなければなりません。もし、屈強なご婦人が複数がかりで挑んできたら、「兵力数の差」ゆえに必ず敗北を喫すると、ランチェスターは結論づけています。「1対2」の戦いに持ち込まれた商品は、すぐに放棄して、別の商品に目を向けましょう。


陽動作戦

屈強なご婦人集団に、あえてフレンドリーに話しかけ、服装や髪型を褒めたり、「店の奥の売り場では、特別な8割引セールが行われるらしい」など、撹乱させる情報を伝えるなどして、敵の注意を逸らしましょう。

 

プロコン(Pros and Cons)リスト

物事の選択肢について、「メリット」と「デメリット」を明らかにして、優劣を整理するフレームワークです。シンプルなフレームワークですが、プライベートな場でもさりげなく使えると、迷いや悩みが一気に払拭されることもあります。


《身近な「プロコンリスト」の例》

例として家族旅行の行き先で考えてみます。意見が分かれたとしても、「目的地までの所要時間」「入場料や交通滞在費の見積もり」「回れるスポットの数(密集度)」「家族連れに向けた施設やサービスの充実度」などの基準に沿って、メリットとデメリットを書き出せば、おのずと選択肢が絞られていき、家族の納得感も高まっていくでしょう。


記事作成:株式会社Wedia

ビジネスノマドジャーナル編集部
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